リモートレッスンおすすめです!

緊急事態宣言が発出されるという報道がなされた日、早々に授業休止を判断し、4月15日からはリモートレッスン「TaNeNet」のご受講のみを承るということにさせていただきました。結局4月13日と14日に授業予定だった方々は全員リモートレッスンに切り替えてくださったので、実施的には4月11日で教室の授業はおしまいになりました。

このような形態で営業させていただくようになって一週間がたちました。これまで教室に通ってくださっていたすべての方がTaNeNetに切り替えてくださったというわけにはいきませんでしたが、受けてくださっている方々にはご好評をいただけています。引き続き「これはこれで良い」と感じていただけるような授業をやっていきたいと思っています。

TaNeNetは通常授業の劣化版ではない

しかし、多くの方にとっては、オンライン形式の授業は対面の授業に劣る消極的な代替策と映っているかもしれません。事実、TaNeNetも新型コロナウイルスの蔓延という緊急の社会状況から生まれたものであり、そう受け止められてしまうのはある程度仕方ないことだと思います。

しかし、当学習会のリモートレッスンTaNeNetは、決して通常授業の劣化版などではないのです。積極的に選択していただける新しい授業形態として、より多くの方に認知していただければと思っています。

オンライン授業というと、生徒が質問したいことがあってもしにくかったり、授業者も生徒の様子をよく見ることができなかったりして、生徒と授業者の間に致命的な距離感があるもののように思われるでしょう。授業に集中しにくくてサボり放題…、そんな印象からご受講をためらうという保護者の方も多いと思います。

リモートだからこそ密な対話ができる授業 
※写真は保護者様提供(お子様の顔がわからないよう加工しました)

しかし、TaNeNetは完全マンツーマン指導ということもあり、かなり密なコミュニケーションをとりながら学んでいただけるレッスンになっています。むしろこれまでの私の実感としては、教室での対面授業より密接な距離感で授業をできているような気がしています。「近くなった」というより、距離感の概念が失われて、より自由なコミュニケーション方法を獲得できた感じとでも言うべきでしょうか。

オンラインならではのツールをつかって授業革命

オンラインという形式を最大限に生かすことで、学習効率の高い授業内容をお届けすることが可能になっているというのもTaNeNetの強みです。

TaNeNetの授業中、生徒と私はビデオ通話で会話をするだけではなく、クラウドの文書編集アプリ「Googleドキュメント」で作成したノートを共有します。これは、共有した者同士の書き込みがリアルタイムに反映されていくもので、私の方がそこに学習のポイントや解説を書き込んでいったり、生徒に問題の答案や作文を書きこんでもらったりしていきます。いわば黒板(ホワイトボード)と授業ノートが一体化したものを端末上に設けるというイメージです。

授業中の画面をこちら側から撮影したもの。共有ノートは生徒側のパソコン画面にも同じものが映っています。

さらに、ファイル保存アプリ「Googleドライブ」を使って、個々の生徒と私がクラウド上でTaNeNet専用フォルダを共有します。その共有フォルダに上記のノートを保存しますので、生徒はいつでも授業内容を振り返ることができるのです。

低学年の子の授業もできます!

この「Googleドキュメント」で作るノートは、タイピングして文字入力をするものであるため、漢字の筆順の指導などはできません。また、特に低学年の子たちにはタイピングは難しいでしょうし、そもそも、彼らにはもっと感覚的な授業である方が望ましいでしょう。本当に先生が黒板(ホワイトボード)に板書をしているような授業の方が良いのです。

そのような場合には、ビデオ通話の画面共有機能を使います。次の動画がその一例です。

小学3年生の授業中。漢字の問題の答え合わせをしています。

この動画に映っているのはこちら側のパソコンの画面ですが、これと全く同じものが生徒の側の端末にも映っています。こちらがペンタブレットで漢字を手書きしていくさまをそのまま生徒の方も見ているわけです。この機能を使えば、漢字の筆順の指導も可能です。

なお、動画の途中、クイズで使われるような正解チャイム音を出しているところがあります。リモートレッスンでは生徒の書いてくれたものに直接丸つけをしてあげることができませんので、ライブ感や盛り上がりに欠けてしまわないよう、こんな工夫をしています。

また、次の動画は小学2年生の生徒に読み聞かせをしているときの映像です。山分が書き起こしたパラオの昔話を読んでいます。山分はタブレットで読み上げていますが、生徒の方は、事前に共有してプリントアウトしておいてもらった原稿を読んでいます。

このように、低学年の子も十分楽しみながら、豊かな言葉の体験を積み重ねられる授業を提供しています。

この臨時休校期間中、生活リズムを保つ目的もかねて、週に複数回、午前中にTaNeNetを受けてくれている低学年の生徒も何人かいるのですが、そのような形でお役にたてるのも非常に嬉しく思っています。

もちろん、小学校高学年や中学生以上の生徒にも密度の高い授業をさせていただいています。この休校期間中に学びを止めずに、学校再開後にしっかりスタートダッシュを切れるようにするためにも、ぜひこの機会を利用していただきたいと思います。

自信をもってご提供させていただいているこのTaNeNet、本当におすすめしたいものなので、これからもっと多くの方に認知していただけたら嬉しいです。この記事をご覧になってご興味を持ってくださったら、ぜひ詳細を案内しているページもご覧ください。

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山分大史

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