オリジナル教材

この教室では、独自に様々なプリント教材を制作し、時宜に応じて授業に採り入れています。大学入試改革を皮切りにした学力観の変革も念頭に置きつつ、本質的な読み書き能力の育成に資する教材を日々考えています。

そうした教材の中に、当教室オリジナルの読解問題があります。たとえば下に挙げたサンプルのように、独自に書き下ろした会話文形式の文章問題を用意しています。表現力や要約力を育てることに重点を置いた問題を設けており、一般的な読解問題では扱われない課題に取り組めるような教材になっています。

さらに、生徒たちの書いた文章をもとにオリジナルの読解問題を作成し、それを生徒たちに解いてもらうということもあります。下に掲載したのは、小学二年生(書いた当時)の生徒が創った物語に加筆修正を施して独自の読解問題としてあしらえたものです。生徒の書いた原文と共にご覧ください。

原文自体、想像力豊かに描かれていて大変面白い内容になっていますが、問題にするために要所要所に肉付けをさせてもらいました。普段の作文添削ではここまで手を加えることはありません。明らかに飛躍や説明不足がある場合には、本人の考えを確認しながら必要な言葉を埋めていくことはありますが、その必要がなければ、あとは文法的な誤りを直すにとどめ、生徒が書いたありのままの文章の形をなるべく残すようにしています。

しかし、このように生徒の書いた文章に対して、他者としての大人が解釈を与えて、物語を再構築させて見せるのも、それはそれで良い学びのきっかけになるのではないかと思っています。

また何より、自分の創った物語が問題として生まれ変わるのは、子ども自身にとって誇らしく、また刺激的な経験であるようです。問題を作ってあげた子は、その後また別の文章を書くときにもしばしば「いま書いてるのも問題にして!」とリクエストしてくれます。きっと他ではできない唯一無二の体験になっていることでしょう。

このように、他の学習塾や作文教室では得られない国語の学びを提供できるよう、教材制作に力を入れています。

2018年10月06日 | Posted in コラム | | No Comments » 

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